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#property | question | category | choice1 | choice2 | choice3 | choice4 | answer | kaisetsu |
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001 | 青森県農林水産部りんご果樹課の見解は? | りんご | りんごは丸かじりOK | りんごは皮をむいた方が良い | りんごは3歳からOK | りんごなんて食べない方が良い | 1 | りんごは病害虫の発生を防ぐため、収穫されるまでに農薬の散布が行われますが、正しい使用時期や方法により、健康に害のないように十分注意しています。 |
002 | りんごがよく熟しており、食べごろであるしるしである、表面に光沢が出る現象を何と呼ぶ? | りんご | 油ぼうず | 油あがり | 油かたぶら | 油あげ | 2 | 「りんごの表面に油を塗って売られているようだが、害はないのですか」という問い合わせが多く寄せられます。これは、りんごが熟するにつれてリノール酸とオレイン酸が増え、皮に含まれるメリシン酸やノナコサンという固形物質を溶かすことにより生じる現象です。これらの物質に害はなく、むしろリノール酸やオレイン酸は不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養価の高いものです。「油あがり」と呼ばれるこの現象は、ジョナゴールド、つがる、千秋などに多くみられ、りんごがよく熟しており、食べごろであるしるしでもあります。 |
003 | りんごの皮をむいてしばらくたった時の変色を防ぐ方法は? | りんご | 冷やす | 温める | 砂糖水につける | 食塩水につける | 4 | りんごの皮をむいてしばらくすると、茶褐色に変色しますが、これは果肉中の成分(クロロゲン酸及びカテキン類)が、酵素(ポリフェノールオキシターゼ)によって酸化されるためです。褐変を抑えるには、ビタミンC液か食塩水に浸すと効果があります。食塩水の場合は0.85%位の濃度にし、約15分間つけると変色を防ぎます。 |
004 | りんごの皮を赤くしている成分の名前は? | りんご | カロチン | アントシアニン | クロロフィル | キサントフィル | 2 | りんごの果皮細胞に、アントシアニンという成分が集まることによって、赤く見えます。赤色りんごと黄色りんごでは、赤いりんごの方が売れ行きが良いことから、作っている量を多くしています。 |
005 | ニュートンが「万有引力の法則」を発見するきっかけになったりんごの木の二代目から増殖した原木があるのはどこ? | りんご | 小石川植物園(東京都) | 京都府立植物園(京都府) | 水戸市植物公園(茨城県) | 東北大学植物園八甲田山分園(青森県) | 1 | 300年前、アイザック・ニュートンがイギリスの生家の庭でりんごの落ちるのをみて「万有引力の法則」を発見した話は有名です。この歴史的なりんごの木の二代目から増殖した分身の原木が日本の小石川の植物園にあります。ところで、このりんごの果実はどのようなものでしょう。実は青森県りんご試験場にも実をつけている樹があります。品種は「ケントの花」といい料理用の酸っぱいりんごで、お世辞にも美味しいりんごとは言えません。このりんご、熟する前に風がなくともポトポト落ちてしまいます。偉大な発見の鍵となった樹の前に立ってニュートンの気持ちに思いをはせてはみませんか。 |
006 | 現在、りんごの出荷に主に使われているのは次のうちどれ? | りんご | 発砲スチロール箱 | ブナの木箱 | トロ箱 | 籠 | 2 | 販売され始めた明治20年頃からは、すでに30〜40斤の木箱が使われていたそうですが、石油空箱やそうめん箱、籠など統一されておらず、様々であったため、市場や問屋では買い付けが難しかったようです。明治40年頃には40斤箱(三戸地方は30斤箱)でほぼ統一され、鋸屑や籾殻が充填されました。40斤箱は、6トン貨車に積み込むにはとても都合がよいサイズだったそうですが、輸入りんごの箱を模倣したという説もあります。昭和25年6月の朝鮮動乱発生以後の物価上昇と戦時中の乱伐による木材供給量減少で、木箱不足が深刻化しました。ダンボール箱やベニヤ箱による輸送試験も行われましたが、昭和31年頃から材種が松からブナに代わり、現在の木箱とダンボール主体の出荷となっています。 |
007 | 現在、りんごへの袋かけが行われているのはなぜ? | りんご | 害虫から実を守るため | 鳥から実を守るため | 甘くするため | 貯蔵性を高めるため | 4 | 袋かけは、当初は害虫から実を守るのが目的でした。明治30年代から青森県では袋かけが行われ始めましたが、当時は、和紙に柿渋を塗ったもの(3年くらい使えたそうです)や雑誌をばらしたもの等が用いられましたが、まもなく新聞紙を使ったものになったそうです。新聞紙は、費用が安いほか、インキの効果が大きかったようです。インキが害虫に対して嫌忌性を持ち、インキで黒くなった新聞紙が着色を良くし、インキの油性が新聞紙の雨水に対する耐久性を向上させたのです。現在は、貯蔵性を高め、販売期間を長くするための手段として行われています。 |
008 | りんごの貯蔵のために、二重の壁板の間に雪を入れる「雪まき冷蔵」が行われるようになったのはいつ頃? | りんご | 江戸時代後期 | 明治時代後期 | 大正時代 | 昭和時代初期 | 2 | 貯蔵りんごが初めて出荷されたのは、明治20年代のようです。「囲い物」と呼ばれたそうです。土蔵や土穴での貯蔵で、凍結防止のために炭火を使ったそうです。その後、半地下室風の土穴に天然氷や雪を入れるようになり、明治末期には、二重の壁板の間に雪を入れる「雪まき冷蔵」が行われるようになりました。りんご専用冷蔵庫が建設されるようになったのは、昭和の初め頃で、流通業者によるものでした。 |
009 | 戦時中にりんごを栽培する農業者に対して実際に行われたのは次のうちどれ? | りんご | 収穫されたりんご全てを没収 | りんごの袋かけを行った者を連行 | りんごの生食を推奨し、加工を禁止 | りんごの丸かじりを禁止 | 2 | 戦時中の労力不足で目の敵にされたのは、稲作作業と競合するりんごの袋かけ作業でした。昭和18年5月に出された農業生産統制令で、「りんごを栽培する農業者はりんご袋かけのためその部落の田植え及び第1項に定めた3回の除草に支障を及ぼすことを得ざるものとする。」とされました。3回の除草を終えなければ、袋かけはできなくなったのです。当時は、袋かけを行っている農業者が毎日のように連行されたそうです。村によっては駐在所の警官が火の見やぐらの上に上がって望遠鏡でりんご園を監視しました。この後、青森りんごは、昭和20年の皆無に近い状態になるまで転落することとなります。 |
010 | 次のうち、りんごが感染する病気の名前は? | りんご | リンゴ病 | いもち病 | 火傷病 | 黒かび病 | 3 | 北アメリカを原産とする重要病害で、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ中央など30か国で発生しています。かつて腐らん病と間違われたこともあるそうですが、日本をはじめ、中国、韓国などで未発生であり、本病を防ぐために厳重な検疫体制を敷いています。病原は細菌です。葉が感染すると火であぶられたように暗褐色に変色し、枯れることから、この名前がつけられました。りんごをはじめとしたバラ科の多くが感染し、特になし、りんご、マルメロで被害が大きく、防除はとても困難な病気です。 |
011 | 明治のまだ農薬や散布機がなかった時代に行われていた害虫駆除方法は? | りんご | こん棒で枝を打つ | 塩水を散布 | 1つ1つ手で取り除く | 煙でいぶす | 1 | 明治30年代後半に、袋かけ技術が普及するきっかけとなったのが、ゾウムシとシンクイガの大発生でした。当時は、虫が活動する前の早朝に、樹を傷つけないようにゴムを巻いた棍棒で枝を打ち、落ちる虫を下に広げた白布で受け、火をつけて燃やすという方法で防除していました。まだ、農薬や散布機がなかった時は大変だったようです。 |